Dai Tamesue's THINK:原理原則を守り、良い方向に変わっていける国へ
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根本的に女性蔑視の性差別主義者だったのか?あの森さん発言の瞬間に湧いた感情から冷静さを取り戻しながら感じるのは、ハンナ・アーレントの言う所の「悪の凡庸さ」に似た、「凡庸なバイアス」なのかもしれない、ということ。こんなに世間が騒いでも、たとえ辞任しても、本質的に理解できない可能性がある。彼は彼の社会規範の中で生きている。悪意のない思考停止のまま、周りの忖度の中で、彼の思考停止をアップデートする機会もく、リフレクティブにとられる機会をない。その結果、彼がトップの組織で定めたはずの大会ビジョンを心から理解することができなかったのかもしれない。
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東京2020基本コンセプトの2つ目「多様性と調和」
人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩。
東京2020大会を、世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生社会をはぐくむ契機となるような大会とする。
注目のコメント
2020年のオリンピック東京大会のコンセプト:
「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」
「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」
「そして、未来につなげよう(未来への継承)」
ド正論の理想像。
しかし現実は、それらと乖離している。
「それはどんな社会が理想かを皆でオープンに率直に議論し、そこで描かれた理想から原理原則を導き出し、その軸に従って決定を行なっていく文化の欠如」ゆえ。つまり、
「人や空気」に従ってしまっており、「理想と原理原則に従うという約束」ができていない、ということ。
「私たちはこの機会に、本気でこの課題に向き合い、誰もがオープンに議論に参加でき、また個人は声を出す勇気を持ち、理想を描ききちんと現実を変えていける社会を作るべきではないでしょうか。それこそがvisionの体現であり、本当のレガシーになるのではないかと思います。」
まずは声を上げることから、ということで発信された、爲末さん。
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オリンピックにはあまり興味がないほうなのですが、このコンセプトはとても深くてとても広く。学校のスローガンになっていても、企業のなんらかのポリシーになっていても、けしておかしくない。
そして、昨今の騒動においてさまざまな方のコメントを見聞きし、学ぶ/考えることが多いテーマだな…と感じます。