[ジュネーブ 8日 ロイター] - 国連人権理事会がミャンマー問題を巡って12日に特別会合を開催することになった。国連が8日、声明で明らかにした。

これに先立ち、英国と欧州連合(EU)は、特別会合の開催を要請。欧州諸国や日本、韓国などが開催を支持した。

ミャンマーの国営テレビはこの日、軍事クーデターに対する大規模なデモを抑圧する対策が差し迫っていることや、選挙で選ばれた指導者アウン・サン・スー・チー氏の逮捕について報道。その後、警察当局は、デモ参加者が解散しなければ、武力で鎮圧することになると警告した。

英国のブレイスウェイト在ジュネーブ国連大使は、音声会員制交流サイト(SNS)アプリ「クラブハウス」で人権をテーマにした会合に参加し、EUと共に特別会合を要請していると話した。選挙で選ばれた政治家や民間人の軍による拘束は「ミャンマーの人権に深刻な影響を及ぼす」とした上で、「ミャンマー国民の苦境や、急激に悪化する人権状況に素早く対処しなければならない」と主張した。

*内容を追加しました。