仕事のパフォーマンスを上げる商品・店舗を作る仲間求む!

2021/2/18
 働き方の新定番としてリモートワークが急速に浸透した2020年。
 最初の緊急事態宣言下では、リモートワーク中のオンライン会議で「何を着るべきなのか」「上半身だけスーツを着ればいいのか」といった課題を抱えた人は少なくないはずです。
 その後、徐々に出社に戻す企業も増え、オンラインとオフラインが混在するようになると、仕事のパフォーマンスを阻害するような新たな課題も生まれてきました。
 「座りっぱなしによる運動不足問題」「対面訪問直後のオンライン会議の場所がない問題」「社内のオンライン会議はビデオオフの人が多く感情がわからない問題」など、さまざま。
 新しい働き方にシフトせざるを得ない中で、いかにパフォーマンス高く働くか、会社単位や個人単位で工夫を凝らしながら、正解を模索している最中だと思います。
 そうした課題を解決すべく誕生したのが、青山商事とNewsPicks Creationsが立ち上げたコミュニティ「シン・シゴト服ラボ」です。
 これまで青山商事は、“服”を作って売ることに真摯に取り組み、画一的なスーツスタイルから、個性に応じたビジネス・カジュアルと、時代に即した“シゴト服”を提供してきました。
 しかし、新しい時代が到来した今、過去に縛られるのではなく、ビジネスパーソンがより快適に、パフォーマンス高く働ける環境を作りたい、本質的な課題解決につながる商品やサービスを生み出したいと考え、2020年7月にコミュニティを新設したのです。

働く人に価値ある商品・サービスを提供したい

 コミュニティを立ち上げて以来、ビジネスパーソンの「こういうのが欲しかった」を形にし、「ビジネスウェア3.0」を定義すべく、いろんな業界・企業の人を仲間にしながらディスカッションやリサーチ、アンケートを繰り返しました。
 数カ月が経ち、いろんな角度から商品やサービスの方向性を探った結果、「リモートワーカー向け」と「外勤・オフィスワーカー向け」に、商品開発と店舗活用の2つのプロジェクトを立ち上げ、ビジネスパーソンの課題解決に挑むことが決まりました。
 「リモートワーカー向け」には、家でも会社でも変わらない、むしろ家の方が高いパフォーマンスを出せるようなプロダクトを作りたい。
 現時点では、着ているだけで代謝を上げて運動不足を解消できる服や、上半身はきちんと見えるけど、ゆったり着られる服などが案として上がっていますが、リモートワークで本当に困っていることを深掘りし、課題解決につなげたいと考えています。
 また、一つのアイデアとして、リモートワークによってスーツが不要になった人には、スーツをオンライン会議で使うカメラや照明と交換するサービスや、転職などでスーツが必要になった人と、スーツと私服を交換するサービスがあれば面白そうといった声もあがりました。
 「外勤・オフィスワーカー向け」には、たとえば訪問の移動時間や隙間時間、または対面訪問とオンライン会議が混在した際の課題を解決したい。
 対面訪問の前後にオンライン会議が入っている場合、自宅やオフィスに戻る時間がないからと、カフェや駅構内など、不特定多数の人が行き交う場でオンライン会議をするのはリスクです。
 最近は、カラオケ店を活用する人も増えていますが、仕事中にカラオケ店に入ることに抵抗がある人もいると思うんですね。
 そんなとき、青山の店舗を活用して個室のオンライン会議スペースを提供し、さらにジャケットを貸し出すサービスなどを作れたら、重宝されるかもしれません。
 ほかにも、夏の暑い日の移動中に「汗で濡れたシャツを着替えたい」「ボディシートで体を拭きたい」とき、現実的に使えるのは公共施設などのトイレだと思います。だけど、本当はトイレで着替えたくない。
 そこで、青山のフィッティングルームを活用して、着替えができるシャワールーム付きスペースを提供したり、着ているシャツを買い取って新品と交換したりするサービスがあれば、便利で快適になるはず。
 これらはすべて、ディスカッションで出てきたアイデアの一例にすぎませんが、いずれにしても働く人にプラスの価値があり、パフォーマンス向上に貢献できることには何でもトライしたい。
 そのためには、もっと多様な意見が必要です。
 最終的に「これが欲しかった」と思ってもらえるプロダクトやサービスを生み出すために、「シン・シゴト服ラボ」の取り組みに共感してくれる方に、仲間になってほしいと考えています。

世にない価値を生み出す、コミュニティメンバーを募集

 現在、「シン・シゴト服ラボ」に集まっているコミュニティメンバーは6人。大企業に勤め、仕事服や働き方に対して何かしらの悩みや課題を感じている人が集まっています。
 これからぜひ仲間になってもらいたいのは、
・オンラインとオフラインの両立のために課題を感じている人

・日本型企業で古い慣習がなかなか変わらないことに課題を感じている人

・社内の人間関係構築ができないままリモートに移行した若手

・対面訪問とオンライン会議のスケジュールが乱立している人

・仕事のパフォーマンスをもっと向上させたい人
 もちろん、服に課題を感じていて、たとえば「オンライン会議もスーツ着用」の文化をどうにかしたい、「服装を縛られたくない」と思っている方も大歓迎です。
 今まで変えたいのに変えられなかったことでも、「シン・シゴト服ラボ」のコミュニティが大きくなり、無視できない存在になれば、外から自分の会社を変えていくきっかけになるかもしれません。
 目標は、2021年4月までに企画を固め、夏ごろには市場に出すこと。作るものが「服」なら青山商事のリソースを活用して実現できますし、それ以外のプロダクトやサービスでも、さまざまな企業と協業することで実現させるつもりです。
 だからぜひ、今年新しいことに挑戦したい人や、仕事服や働き方に関する課題を解決したい人は、私たちと一緒に挑戦しませんか? まだ世にない価値を生み出し、より良い社会をつくりましょう。