[ワシントン 4日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は4日、ロシアのラブロフ外相と電話会談し、ロシアで拘束されている米国人の解放を求めたほか、勾留中の反体制派指導者ナワリヌイ氏の処遇や核軍縮などについて協議した。米国務省の報道官が明らかにした。

中国を巡る問題や、ロシアによる2020年米大統領選介入疑惑や米ソーラーウィンズへの大規模サイバー攻撃への関与疑惑、ウクライナ問題なども議題に上がった。

同省報道官は声明で「ブリンケン長官は、米国や同盟国に害をもたらすロシアの行動から米国人を守り、国益を擁護するために断固として行動するというバイデン大統領の決意を改めて表明した」と述べた。

ロシア外務省によると、ラブロフ外相はブリンケン長官に対し、ロシアが米国との関係正常化にオープンとの認識を示しつつも、ナワリヌイ氏の問題については、ロシアの法律や司法制度を「尊重」することが必要と応じたという。