"ハードゲー過ぎる”日本の自動車業界がオワコン化を乗り越えるための「今必要な2つの戦略」
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注目のコメント
貴重なまとめでした。個人的に現状認識はほぼ同じように感じてました。
正直、今のハードゲームから得られるお金の規模では、マスマーケット向けで投資競争してコスト競争やってたら、つまり、今と同じマーケットを狙って今と同じやり方で勝負してたら絶対に勝ち目はないと思うのです。
なので、個人的には、EVは、ただガンガンつくるより絞る、つまり、各国富裕層を狙い高付加価値で勝負かな、と思ってました。
そして、今そしてこれから獲得できる顧客との接点を起点にして、サービスで稼ぐ。ここは考え方同じです。
https://lexus.jp/total_care/concierge/
レクサスにはこういうサービスがあります。こういったことだと思っています。
そして、そうやってやってる裏で、トヨタのように、都市開発というか、交通網全体を最適に再設計できる、ような、ある種ゼネコン的ソリューションが提供できるようになることに活路がある、ように思います。日本の自動車業界がオワコンなのではなくて、
「単なる移動手段以上の目的で車を所有する」という価値観そのものがオワコンなのだと思います。
中国の100キロ程度しか走れないEVは中国の日常には最適解
アメリカのピックアップトラックはなんでもバカでかいスケールのアメリカンな生活に適しているし、Teslaの自動運転は何百キロも日常的に運転する人々に合っている
欧州の小さいEVも狭い路地を走れて市街地の空気を汚さないことに貢献している。路駐がデフォで高級車は車上荒らしに遭うので一般人は買わず、綺麗な車は悪戯されるので洗車をすることもない、つまり車をステイタスと見る事はない。
ところで、日本では、公共交通機関の全くない地方にすんでおられる人が半数以上ではあると思いますが、東京や大阪では車を所有するメリットは薄く、車が必要な時はレンタカーで十分というのが、理にかなった発想です。
以上のような自然な流れの中で、日常用以上の性能やステイタスをもつ日本車が海外で売れなくなるのは当然ですし、日本で売れなくなるのも当然です。
私は不思議でなりません。なぜ人々がここまで車にお金をかけるのか。かけてきたのか。
ちなみに私自身はドライブが趣味なので、そんな時代の流れに逆行しているなと、自分でもよく思います。