[東京 4日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループが4日発表した2020年4月―12月期の連結純利益は、前年同期比3.3%増の6070億円と年間予想の6000億円に到達した。

前年同期は、インドネシア子会社のバンクダナモンの株価低迷で減損損失を計上した。

連結業務粗利益は同1.6%増の2兆9961億円、本業のもうけを示す連結業務純益は9.1%増の9730億円となった。

取引先企業の業績悪化に備えた与信関係費用は、前年同期と比べ2593億円増の3436億円だった。前年からは増加しているが、年間予想(5000億円)に対する進捗率は68.7%%にとどまった。

通期の連結純利益予想は、6000億円で据え置いた。三菱UFJFGは、第2・四半期決算発表時に通期予想を5500億円から6000億円に引き上げている。

IBESのコンセンサス予想では、アナリスト10人の予想平均値は6285億円となっている。

(新田裕貴)