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注目のコメント
昨年の大晦日、僕は紅白やガキ使には目もくれず、YouTubeで「VTuber」のライブ配信をみながら年越しを迎えました。僕と同じように年越しを迎えた「同時接読者」は10万人を超えており、みんなが画面越しのバーチャルなキャラクターに向かって「お年玉!」と、スパチャ(投げ銭)を送っていました。
一人で年間1億円の投げ銭を獲得するキャラも登場しているVTuber業界。VTuberをといえば「キズナアイ」さんなどを思い浮かべるのではと思いますが、投げ銭の獲得金額ランキングにおいて、キズナアイさんはトップ10どころか、トップ100にすらランクインしていません。その一方で、トップ10のうち7名が、日本のVTuberとなっています。
競争が激化するYouTuber業界の中で着実に伸び続けているVTuber業界のこれまでと、ビジネスモデルの変遷をまとめました。ぜひご一読ください今VTuber業界はにじさんじ、ホロライブの2つのプロダクションに集約されるといっても過言ではないと思います。この要因は2DのVTuberである、ということが大きいと考えています。
3Dには大きな設備投資や制作コスト非常にかかるためタイアップが取れないと赤字になる、という収益構造があり、継続的な活動の難易度が高いですが、2D VTuberであれば基本自律自走型。個人主体で配信を任せられるので制作コストはほぼ0と言っても良い。しかもキャラクターの権利は企業側にあるので利益率が高いと推測。
一方で事業上、炎上とはきっても切り離せない構造にあり、YouTuberよりもそれが顕著であることからリスクはないとは言えないのがこのVTuberビジネスです。
とはいえ、日本発グローバルで勝負できる数少ないビジネスなので是非がんばってもらいたいです!すでにVTuber市場はレッドオーシャンになっています。
ライブコンテンツは長時間をユーザから奪うため、後発が参入しにくい市場になっています。
また、技術的・エコシステム的に新しく見えますが、実態は芸能事務所業です。
人間とVの特筆すべき違いは「永遠に顔とスタイルと声がいい」点です。
バーチャルですから歳は取りませんし、色恋や不倫、薬物などの芸能界お騒がせのネタとは縁がありません。
ホロライブ勢は様々な設定をかぶっているため、キャラ設定の付け方や各自のスキルが売れた要因に見えますが、それは間違いです。
売れる売れないの分水嶺は『中の人がおもしろいか』『中の人が愛されるタイプか』です。ゲームが上手いか、英語がしゃべれるか、などは実は大した差ではありません。
結局は人間の芸能界と同じで、みんなルックスが良いことが前提で、ゲームが下手なら下手なりに、トークが下手なら下手なりに、「おもしろくて愛されるタイプが愛される」世界です。