[1日 ロイター] - 米議会予算局(CBO)は1日、企業活動の再開や新型コロナウイルス経済対策を受け、2021年の米経済が昨年のマイナス3.5%からプラス4.6%に回復するとの見通しを示した。

CBOによると、最新の予想は1月12日までに可決された現行法に基づくもので、バイデン新政権の対応や景気刺激策は含まれていない。

実質国内総生産(GDP)の成長率は22年に2.9%、23年に2.2%に鈍化すると予想。26─31年は平均で1.7%に鈍化すると見込んだ。この予想は、2月下旬に発表される21─31年の新たな予算見通しのベースになる。

また、平均失業率は昨年の8.1%から今年は5.7%に改善し、雇用者数は24年にコロナ危機前の水準に回復する想定した。

一方、インフレ率は今年の1.6%から来年には2.1%に上昇し、米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を上回るとした。