[1日 ロイター] - 中国の康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)は1日、同社の新型コロナウイルスワクチン候補について、後期(フェーズ3)臨床試験(治験)に関する中間評価で、独立委員会が安全性と有効性の目標を満たしたと判断したと発表した。

同社は、ワクチン候補に関連した有害事象は起きておらず、効果安全性評価委員会(独立データモニタリング委員会、IDMC)の評価を受け、後期治験をさらに進めることが可能になったと説明した。

同社は「治験の参加者がワクチンを投与されたか、プラセボ(偽薬)を投与されたかは引き続き分からないようになっている」とした。

同社のワクチン候補は1人に対し1回の接種で済む。ロシアで昨年9月、同国の製薬会社ペトロバックスと提携し、後期治験を開始。すでにメキシコと供給に関する契約を結んでいる。