[台北 29日 ロイター] - 台湾主計総処が発表した第4・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年比4.94%増加した。6.72%増を記録した2011年第1・四半期以来、約10年ぶりの大幅な伸び率となった。ロイターがまとめた市場予想の3.61%増を大きく上回った。

第3・四半期の成長率は3.92%だった。

次世代通信規格「5G」関連機器などハイテク輸出が好調で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を緩和した。

2020年通年では2.98%成長となり、2019年の2.96%から成長が加速した。

電子機器の輸出は通年・四半期ともに約20%増加。世界的に人々が在宅勤務や在宅学習を強いられる中、スマートフォンやタブレット機器などへの需要の高まりが追い風となった。