[27日 ロイター] - 米顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコムは27日、各国政府や医療機関などが新型コロナウイルスワクチンに関するデータを世界的に維持・管理できる「ワクチン・クラウド」の提供を開始すると発表した。

ワクチン・クラウドでは、ワクチン接種の記録やスケジュール、健康状態などを共有。職場復帰などに役立つという。

セールスフォースのテイラー社長兼最高執行責任者(COO)は、「今、世界が直面している最大の課題は、数十億回分のワクチンの配分を調整することだ」と指摘。多くの政府や医療機関には大量のワクチン展開に必要な技術インフラが整っていないとし、ワクチン・クラウドによって十分な量のワクチン確保や治療結果の観察などを支援することが可能とした。