(ブルームバーグ): プライベートエクイティー(未公開株)投資会社のLキャタルトン・アジア・アドバイザーズは日本などで眼鏡を販売するオンデーズの売却を探っている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

Lキャタルトン・アジアはすでに複数の投資銀行からの提案を募り、近くアドバイザーを選ぶ。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に述べた。同社はパートナーの三井物産と共同での売却を検討しており、売却額は約3億ドル(約311億円)となる可能性があるという。

東京に本社を置くオンデーズは香港や台湾、マレーシア、タイ、シンガポールなどにも店舗を展開。Lキャタルトンは2018年に三井物産および同社子会社と組んでオンデーズに出資していた。

関係者によれば、オンデーズの売却協議は初期段階で、Lキャタルトンと三井物産がオンデーズの保有を続ける可能性もあるという。

Lキャタルトンとオンデーズの担当者はコメントを控えた。三井物産の担当者は現時点でオンデーズ売却の詳細は承知していないと答えた。

原題:L Catterton Said to Mull Sale of Japanese Eyewear Chain Owndays(抜粋)

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