(ブルームバーグ): 中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)と短編動画アプリで競合する快手科技は、香港で最大54億米ドル(約5600億円)規模の新規株式公開(IPO)を目指している。実現すれば、世界のインターネット関連IPOでは米ウーバー・テクノロジーズ以来の大きさとなる。

ブルームバーグ・ニュースが入手した条件によると、テンセント・ホールディングス(騰訊)が出資する快手は1株105-115香港ドルで3億6500万株を公開する。25日から29日まで投資家の応募を受け付け、来月5日の上場を予定している。

ブルームバーグの集計データによれば、ウーバーが2019年5月に米国で実施したIPOは81億米ドル規模。快手は世界のインターネット企業としてはそれ以来の規模となるIPOを目指す。

また、54億米ドル規模でIPOが実現すれば、アジアではアリババグループの香港重複上場を除くと19年のバドワイザー・ブルーイング・カンパニーAPACの58億米ドルIPO以降で最大となる。

原題:Kuaishou Seeks to Raise Up to $5.4 Billion in Hong Kong IPO (1)(抜粋)

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