[東京 25日 ロイター] - 住友商事は25日、マダガスカルで進行中のアンバトビーニッケルプロジェクトに関して、2020年10─12月期(第3・四半期)連結決算で追加の減損損失300億円を計上する見込みだと発表した。同事業では第1・四半期に約550億円の減損損失を計上した。

21年3月期の当期損失1500億円の予想に変更はない。

同社は2005年、ニッケル採掘から精錬までを一貫して手掛けるアンバトビーニッケルプロジェクトに参画。新型コロナウイルス感染拡大に伴う操業停止を含む過去の実績を踏まえ、再開後の安定操業をより確実なものとするため、あらためて将来の生産量を見直した結果、保有する固定資産について減損損失を計上することになったとしている。