日銀審議委員に野口氏 緩和前向きな「リフレ派」

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• 清水 誠

  東京国際大学 教授

  ・2021年01月22日

  最近のリフレ派はデフレは貨幣現象を捨て、量的緩和でマネタリーベースが増加しても物価が上がらないことを消費税増税や財政支出のせいに転嫁してきた。それで日銀の委員を引き受けて何ができるというのだろうか？日銀に入れば原則的には他の政策は与件であり、口出ししないもので、若田部副総裁は財政に言及しているものの、財政がどうとは言い難くなるはずである。金融政策の効果は何をやるかで決まるのであり、誰が委員かではなく何を提案して政策を実行するかが重要だ。