[東京 22日 ロイター] - 三菱UFJ銀行は22日、7月以降に新規口座を開設する顧客を対象に、2年以上出入金のない場合は年間1320円の手数料を課すと発表した。不正口座の作成・利用を防ぐ狙いがある。

同行は、新規顧客の口座が2年以上出入金のない未利用口座となってから、3カ月経過後も利用、もしくは解約しない場合、1320円を引き落とすとしている。6月30日時点で口座開設済みの顧客や、同行での借り入れがある場合などは、手数料の対象外となる。

銀行業界では手数料体系を見直す動きが加速している。みずほ銀行は今年1月から、新規口座を開設する顧客を対象に、紙の通帳を発行・繰り越しする際、1100円の手数料を徴収している。三井住友銀行は、4月以降に新規口座を開設する顧客に対し、紙の通帳を使用する場合は年間550円の手数料を取る。

(新田裕貴)