Big Tech and Big Media Have Made Up: Now What? Inside the New Era in the Tech and Media Wars

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注目のコメント

• 中村 ガクシ

  proproアーキテクト | 元ファンドマネジャー

  ・2021年01月20日

  今日でホワイトハウスを去るトランプ大統領のアカウントをTwitterがバンした件をとりあげたTheInformation編集長のコラム。ことあるごとに巨大IT企業を批判してきた既存メディアも、各種の取組が商業ベースに乗り、ついに両者は蜜月期に入ったという内容が主題ですが、同時に、大統領のアカウント恒久停止措置に踏み切ったことで、今後巨大IT企業はメディア企業と同等の責任を追うことになると指摘しています。
  
  Jack Dorseyは大統領アカウントのバンについて、今回はやむにやまれぬ状況だとしながら、一企業がそのような力を持つべきではないとしてブロックチェーンに基づくSNS技術への期待をツイート。
  
  https://twitter.com/jack/status/1349510769268850690?s=20
  
  個人的には今回、AWSによるparlerバンが一番強烈だと思いました。この辺りの話、ちょうど今週のTheEconomistがWikipediaの20周年を特集。「古き良きインターネット」が語られていた時代に立ち上がったサービスが財団運営のもと巨大プラットホームに成長した稀有な例として、学ぶべき点が多いです。
  
  なお、合衆国憲法修正第一条の出だしは、"Congress shall make now law..."。表現の自由を犯してはならないとされているのはあくまで立法府であり民間企業はその範疇外なのですが、忘れてはならないのは今回のアカウントバンを厳しく批判しているメルケル首相の指摘。表現の自由に対する制限は法にのっとるものでなくてはならず、民間企業に任されるべきではないというのは極めて重要な考え方だと思います。