コロナが促す賃金雇用改革 春季交渉、成長へ労使議論
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記事にあるスウェーデンの取り組みは詳細が気になりますね。
国内でコロナによる打撃を受けているのは飲食・旅行・鉄道・サービス等の業界群であり、年齢や経験により一概には言えないという前提ですが、現在の転職マーケットでは現実問題成長産業へのシフトは難しいゾーンだと理解しておりますので…。
"スウェーデンは労使が協力して、業種の枠組みを超えた転職支援を行っている。主要企業が共同出資で設立した組織が退職者に再就職のためのコンサルを提供する。
この仕組みが成長産業への労働移動を促し、音楽配信大手のスポティファイ・テクノロジーなどの先端企業の勃興につながった。未曽有のコロナ危機を克服するため、日本でも労使が「失業なき労働移動」の議論を始めるタイミングにある。"
注目のコメント
最近富に思うのは、SaaSで解決される課題というのは、仕組み化が足りなかった分野だということです。人が介在する仕組みは政治であり行政、機械が介在する仕組みがSaaSなのだと。スウェーデンの取り組みは、人的仕組みで課題解決につなげてゆこうという事例。新たな仕組みを発明できる社会が、より豊かな道のりへつながっていくのだと感じています。
”スウェーデンはナショナルレベルで労使が協力して、産業の枠組みを超えた転職支援を行っている。主要企業が共同出資で設立した組織が退職者に再就職のためのコンサルを提供する。このような仕組みが成長産業への労働移動を促し、音楽配信最大手のスポティファイ・テクノロジーなどの先端企業の勃興につながった。未曽有のコロナ危機を克服するため、労使が「失業なき労働移動」のための仕組みづくりを考えてもいい”日本は20世紀後半に進行した超円高が是正されず、世界で唯一、長期賃下げが進行する国。
1971年1月→直近の為替レート変化を見ると
1スウェーデンクローネ=69円→12円
超円高クローネ安が進行。
スウェーデンは1990年初頭、日本と同時期にバブルが崩壊。
しかしスウェーデンは通貨安が進行。
そして賃金、株価、不動産価格が並行して大幅上昇。
日本はアジア諸国との比較で
1人民元 =146円→16円
1韓国ウォン =1.13円→0.0094円
この極端な超円高アジア通貨安は21世紀に入ってから是正すべきであった。
しかし是正されずに20年以上経過。
そのため半導体などの重要産業を潰されてしまう。
雇用は製造などの中賃金産業から、観光や介護などの低賃金産業へと移動し、賃金低下に貢献してきた。
この流れを逆転させたいが、今や完全に手遅れ。
それでも超円高アジア通貨安を是正し、ROE8%→労働分配率80%のような大胆な分配改革政策をとらないと賃上げと生活水準の向上は不可能。