ヘーゲルは『歴史哲学講義』の中で「経験と歴史が教えてくれるのは、民衆や政府が歴史からなにかを学ぶといったことは一度たりともなく、また歴史からひきだされた教訓にしたがって行動したことなどまったくないということ」と言った。ハンセン病の悲惨な歴史を考えたとき、私たちはハンセン病の経験と歴史から何も学んでいないと思う。ヘーゲルの言葉が胸に沁みる。
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