[香港 18日 ロイター] - 民主活動家で元香港立法会(議会)議員の許智峯(テッド・フイ)氏は、自身と家族の銀行口座が凍結された件で、銀行側の説明に対し改めて批判した。

許氏は昨年12月、民主活動を続けるために家族共々英国に亡命を求めると表明した後、自身と家族の銀行口座が凍結されたと明らかにした。これについて、香港警察はマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがあるとして口座を凍結するよう銀行に要請したとしていた。

先週、口座を凍結したHSBCのクイン最高経営責任者(CEO)は許氏に、預金口座やクレジットカード口座を操作できない理由を説明する書簡を送った。

この書簡について、許氏はフェイスブックへの投稿で、HSBCが口座を凍結する前に、調査や質問、評価作業など銀行として取るべき手続きを取ったのか、と疑問を投げかけ、HSBCはそれに回答すべきだと主張した。

許氏のコメントは得られていない。HSBCはコメントを拒否した。