[ワシントン 17日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は17日、バイデン次期大統領が掲げる就任後100日以内に国民に新型コロナウイルスワクチン1億回分を投与する目標は「完全に達成可能」との見方を示した。

NBCの番組で「この目標が実現可能なのは非常に明白だ。達成可能なのは疑いようがない」と強調。英アストラゼネカと米ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発する2つの新たなワクチンの米当局への許可申請が「近く」行われる可能性があり、ワクチン接種ペースの加速につながるだろうと述べた。「数カ月先ではなく数週間先の話なのは確実だ」とした。

ワクチン接種の拡大とマスク着用、密集の回避が米国内で新型コロナ変異種の感染拡大を抑える最善の方法だと指摘。

「人口の大多数がワクチン接種を受ければ、非常に良い状態となり、変異種も克服できるかもしれない」と語った。