[マニラ 15日 ロイター] - フィリピンのドゥテルテ大統領は、大統領は女性の仕事ではないと言明した。男女には情緒面で相違があるためとし、2022年の次期大統領選で娘のサラさん(42)が大統領を引き継ぐとの観測を一蹴した。

大統領はハイウエー事業の開始に際し、「娘は大統領選には出馬しない。私が経験していることを経験させるのは気の毒で、出馬しないように言った」と述べた。

さらに、「これは女性の仕事ではない。周知の通り、男女の情緒はまったく違う」と続けた。

フィリピンでは過去に、アロヨ氏とアキノ氏の2人の女性が大統領を務めている。

サラさんは父の後を継いでダバオ市長となっており、最新の世論調査では、次期大統領選出馬の可能性のある候補者リストとして示された人物の中で最も支持率が高かった。

サラさんはロイターに、出馬の意向がないことを父に伝えたと明かしている。