[14日 ロイター] - 米法律事務所ハーゲンス・バーマンは14日、アマゾン・ドット・コムが電子書籍の価格を吊り上げているとして集団訴訟を起こした。
訴状によると、アマゾンと米5大出版社は価格制限で共謀。アマゾン以外の小売りプラットフォームで5大出版社の電子書籍を購入すると割高になる仕組みをつくった。
米コネティカット州のウィリアム・トン司法長官も13日、アマゾンのデジタル書籍事業で反競争的な行為がなされた疑いがあるとして、調査を進めていることを明らかにした。
アマゾンはコメントを控えている。
訴状によると、米国の電子書籍の約90%はアマゾンを通じて販売されている。
ハーゲンス・バーマンは2011年、電子書籍の価格を巡り、アップルと5大出版社に対し、同様の訴訟を起こしている。