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一方で、シナジーが働きにくい。
地元の融資案件が乏しく、預金を上部機関にまとめて運用するモデル、これは農協と農林中金の関係と同じだ。次に、地域商社を立ち上げ地元産品を販売。これは農協の経済事業と違わない。また近年は保険も手がけるようになったが農協の共済事業のほうが歴史がある。取引先に対するコンサルティングも手がけようとしているが農協は以前から組合員の経営指導をしている。営農事業という。信用、経済、共済、営農に直営病院など厚生事業を加え農協の5大事業だ。
地銀の目指す先が自作農の健全な成長を支援する農協モデルの中小企業版だとして、肝心の農協が楽ではない。地銀の再編がとりざたされるずっと前から農協の再編が進んでいる。農協の経済事業もうまくいっているところは多くない。営農事業は言うまでもなし、農業ベンチャーが続出したなどの話は聞かない。地銀の地域商社もコンサルティングもよいが、先行して取り組んだ農協はうまくいったのか、課題は何だったのか検証するのも大事なのではないか。歴史は繰り返す2度目は喜劇としてと後世言われることのないように。