コロナで仕事失う人と何ともない人に映る格差
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著者の語る『新』格差はカナダでも顕在化しており、テレワークが出来て日常的な食事もしくは食材のデリバリーサービスの利用が可能であること、が新しい『特典(プリバレッジ』」として認識されて来ている。この層は元々可処分所得の高い層だが、余暇利用が制限されている為の家計余剰金が株式会社や不動産への投資に廻っていることが指摘されている。
日本の給与体系は年功序列から年俸制度への移行も重なり、益々停滞している印象だ。世界基準からいえばG7でも最下位、シンガポール、台湾、香港にもとっくに追い抜かれている。また、男女間、年齢などによる雇用差別も依然として根深い。
非正規や飲食に関わるサービスが軒並み打撃を受けているのは世界共通だが、世界ではフリーランスになることや、非正規という雇用形態を個人が『選んで』いる事が殆どだ。日本は違う。社会保障のセーフティネットも目が荒く、社会的弱者が底辺から容易に抜け出せない。
私が深く懸念するのは女性。独身者はもちろん、母子家庭の貧困はコロナ禍以前から深刻だった。また、コロナ禍で大活躍中の看護師という職業も、世界基準では職業組合に(これも日本で俗にいう企業事サイロ化した組合とは異なる)強力にバックアップされた医療専門従事者であり、現在日本で当たり前に起こっている賃金、ボーナスのカット、異常な残業強要等が起こり得ない下地がある。ちなみに男性のナースも医療分野横断的に多く、産婦人科にもいる。
国家安全保障問題、少子化、移民受け入れ(政府が対策を議論する中、人と資金の移動は随分前から始まっている)問題など、グローバル化により祖国は侵食されつつあるのではないかと危惧している。日本社会が多面的に危機的な状況にあることは、コロナ以前の問題であり、政府には世界を俯瞰する目をもって少しずつその舵切りを修正していくことを願う。
注目のコメント
私の地域はコロナといっても売り上げが大きく下がったというお店がそこまで見られないです。
この記事で事業主やフリーランスが打撃を受けてると書いてありましたが、規模の大きさや場所といった要素によっても差が出るのではないかと思いました。
・東京とは言いつつも都心から離れている
・ローカル路線の駅で他の場所からあまり人が集まらない
・外出=都心部という捉え方をすると、「地元の近場のお店なら大丈夫」という見方をしている人がお店に来てくれる
飲食店は特にテイクアウトに力を入れたり、ECを始めたり工夫をしています。だからこそ、営業時間や日数が減ってもあまり売り上げの落ち込みがないと言ってるお店がありますし、逆にこのコロナを利用して新しいことをやるんだと前向きな方がいらっしゃいます。
このコロナで、地域密着の小さなお店の強さをとても感じています。
たしかに苦しい時期もありましたが、周りのお店や地域の皆様に支えられて、いつも勇気をもらってます。
日本人の底力、見せていきましょうやはり、会社依存の人々が想像以上に多いんでしょうね。
僕も経済的にはまだまだ、会社依存の状態ですが、必死に収入の分散化を図っています。
副業を禁止している企業は、禁止する限りはその人を一生面倒を見る義務が発生すると思います。
企業機密漏洩の危険性があるからと言う理由であれば、職種によってNDAを結ぶべきで、平たく禁止はナンセンスだと考えています。
未来は1つの収入、かつ、専業主婦(夫)では生活リスクが高すぎると考えています。本記事とはあまり関係ありませんが、この手の話題でいつも思い浮かぶのは「正社員はダサい」「ずっと働きたくはない」「いつでも辞めれて次の仕事につけるほうがいい」など様々な理由をつけて、自らの選択で派遣や非正規の職についた人。
自らが正社員として働いたときのデメリットを避けてその仕事を選んだのに、こういう時に「正社員だけずるい」はおかしいと思います。
仕方なく就いた人と区別して語ってほしいな、という個人的な願望です。