(ブルームバーグ): ソフトバンクグループは米国時間7日、第1号となる特別買収目的会社(SPAC)が8日に米ナスダック市場に上場し、取引を開始すると発表した。

発表資料によると、SVFインベストメントの新規公開(IPO)価格は1単位当たり10ドル(1038円)で、発行・売り出し数は5250万単位。テクノロジー分野での合併や株式交換、資産買収、株式取得、事業再編などを手掛けるとしている。先月の届け出ではモバイル通信技術や人工知能(AI)、ロボット工学、クラウド技術、ソフトウエアなどのセクターに注目するとしていた。

上場に際しての主幹事はシティグループ、ドイツ銀行、キャンター・フィッツジェラルドが務めた。

SPACはIPOの時点で買収先が特定されておらず、「ブランクチェック(白地小切手)会社」と呼ばれ、今年は上場手段として注目されている。 

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