[6日 ロイター] - 米アメリカン航空とデルタ航空は6日、トランプ米大統領の支持者によるデモが暴徒化し連邦議会に乱入した事件を受けて、ワシントン地域の旅行者と労働者の安全を確保するために治安当局や空港当局と協力していると表明した。

アメリカンの広報担当者は「予防措置として」ワシントン地域の空港でスタッフを増やしたほか、ワシントン発着便でアルコール飲料を提供しないと説明した。

議会乱入事件に先立ち、粗暴な乗客が5日に飛行機で各地からワシントン入りしていたとされ、ワシントンを離れる際にも問題を起こすのではないかとの懸念が高まっている。

米客室乗務員協会(AFA)のサラ・ネルソン会長は声明で「きのうワシントン地域への複数の到着便で見られた粗暴な態度は受け入れ難いもので、搭乗者の安全を脅かした」と批判した。