[北京 29日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は29日、インターネット金融サービスを利用した借り過ぎに注意するよう消費者に呼び掛ける通達を出した。実際には借り入れコストが発生するにもかかわらず、金利ゼロなどと宣伝しているケースがあるとしている。

通達は具体名は示さず、複数の企業やインターネットプラットフォームが、借り手が負担するコストを意図的に分かりづらくし、金利ゼロをうたったローン商品を販売していると指摘。安定した収入のない若者や十分な金融知識のない消費者が利用して、「制御のきかない消費」につながる恐れがあるとしている。

また、個人情報の過剰な収集や悪用にも注意を喚起し、強引な取り立てにあう可能性があると警告した。