[北京 28日 ロイター] - 中国国家医療保障局(NHSA)は28日、来年3月に医療保険適用医薬品に加わる100超の医薬品について、製薬会社が平均50%程度の薬価引き下げに同意したと発表した。

NHSAの声明によると、119の医薬品が来年3月に医療保険適用医薬品リストに追加される。薬価は平均50.64%引き下げられる。

119のうち96の医薬品は、国内でジェネリック(後発薬)が入手できないブランド薬で、ノバルティスの乾癬治療薬「コセンティクス」やテバファーマスーティカル・インダストリーズのハンチントン病治療薬など外資系製薬会社の医薬品や、新型コロナウイルス治療薬も含まれている。

NHSAは年一回、医療保険適用医薬品リストを更新する。保険適用となった医薬品は需要が増えることが予想される。ICBCインターナショナル・リサーチの分析によると、前回、保険適用となった医薬品は今年1─9月の販売が平均約2000%増加した。