靴底からデータ、アシックス奔走
日本経済新聞
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「アシックスが12月、内蔵センサーで走り方を分析する新しいシューズを発売」という記事。個人的に注目したのはこうした非常に尖った技術・製品開発を企業内の研究開発でどのように製品化していくかという点。当然特別な仕様なので製品化した場合は高額になり、「市場性がない」等の指摘をうけて製品にすることが難しいという現実がある。(特に大企業の場合は)今回、アシックスが取り組んだアプローチはクラウドファンディングだった。
”一般販売価格は3万6300円(税込み)とやや高いが、クラウドファンディング方式での先行予約では想定の13倍の金額を集めた。”
この手法を使うと製品が実際にどれくらい市場価値がありそうかの感触をつかむことができ、さらに実際に使ってデータを供出してくれそうな尖った顧客(イノベーターやアーリーアダプター)をキャッチすることができる。クラウドファンディングといえば通常は資金調達が難しいスタートアップが使う手法だが大企業のR&Dでもこうしたアプローチが出来るというのは新鮮な発見だ。