2021/1/9

【外食】コロナ危機に「適応」するための3つのポイント

株式会社TPL 代表取締役
新型コロナウイルスの影響で、2020年は外食業界にとって大激震の一年となった。こうした中、事業の持続のために何が必要なのか。外食・フードデリバリーの分野で経営支援を行うとともに、自らも飲食店を経営する堀部太一氏が解説する。
3つのポイント
①飲食企業の倒産件数は過去最高を更新。
②コロナ危機を生き残るためのポイントは「省人化」「郊外立地」「顧客生涯価値」
③ゴーストレストランで収益を上げるためのハードルは高い

消費増税からの回復の途上で…

長所伸展で強みを徹底して伸ばしても、時流適応でなければ持続的な成長は厳しい。
コロナは、まさにこの時流を変えました。
今回は、この時流適応を3つの視点から見ていきます。外食業界の方にとって、少しでも意思決定の参考になれば幸いです。
まずはコロナ前の外食業界の流れを振り返ります。コロナ前の外食の市場は、微増ながらも2015年度から5年連続で成長していました。