[北京/シンガポール 21日 ロイター] - 中国国家エネルギー局の章建華局長は21日、風力や太陽光発電などの再生可能エネルギーは、技術の進歩に伴うコスト低下により、今後開発のための政府補助金が必要なくなるとの考えを示した。

その上で、最大の課題はこうした新たなエネルギーをどのように有効利用するかだと述べた。

また、最近国内の一部地域で電力不足が発生しているが、電力を含む国家のエネルギー供給には問題ないと説明した。

国内の湖南省、江西省、および浙江省では、寒波による暖房需要の急増や工場の電力需要増加で、ここ数週間電力消費が大幅に増えている。

同日公表したエネルギー政策の白書で中国は、石炭、石油、ガス、原子力を除く発電、新エネルギーの分野への海外投資の規制を完全に撤廃する方針を示した。ただ、詳細は明らかになっていない。