[ボストン/ワシントン 16日 ロイター] - 指数算出会社のMSCIの幹部は16日、一部中国企業への新規投資を禁止する米国の新たな規制に関し、バイデン次期米政権が早期に見直すと投資家は予想していないと明らかにした。

MSCIの指数リサーチ責任者、セバスチャン・リーブリッヒ氏はロイターのインタビューで、米国の規制に応じてどのように指数を再構成するかを巡り100社以上の顧客と意見交換を行った際、規制の見直しはバイデン次期政権の最優先課題ではないという見方が一般的だと分かったと述べた。

MSCIは15日、中国企業7社を一部の指数から除外すると発表した。これは、トランプ政権が11月に中国軍が所有または支配していると見なされる中国企業への投資を禁止する大統領令を発表したことを受けた対応。

バイデン氏の政権移行チームの報道官は、リーブリッヒ氏の発言についてコメントを控えた。