なぜデカくて重いSUV増える? 電動化で重量増は不回避もSUVブームは続くのか
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現状では電池自体の軽量化は出来ないので、他を切り詰める結果、エンジンのある所 (大抵運転席の前) が硬く重いガソリン車に比べ、電池のある所 (主に床下) に硬さ(バッテリボックスのため) 重さが集中した構造になりますねぇ その結果、衝突要件を実現するための理想的潰れ方 (crash mode) が大きく変わり、その結果、その潰れ方を実現するためのボデー設計がガラリと変わるべきなのですが、生産ライン変更までしてそれをやる余裕 (決意) が皆さんないんですねぇ なので、今までの設計のマイナーチェンジで対応してる状況ですかねぇ あと、自動運転の普及に対応して、近い将来衝突安全性のregulationsが変わる可能性も大きいので、それもあっての様子見もあるでしょうねぇ
(なので、ワタシのような設計研究者には提案チャンス、という事なんですねぇ ニヤニヤ)
(20年程前HEVが普及し始めた頃も、自動運転のところ以外おんなじ事言って営業してたんですが、今回の方が商機ありますねぇ HEVの時に比べ、BEVには皆さん乗っかってるので ニヤニヤ)
あ、なぜSUVが増えるかって? それは売れるからですねぇ じゃあなぜ売れるかって? それはヒトが基本的に greedy (excuse me for the word choice) だからですねぇ え、環境には悪いですよ、モチロン ガソリンでも電気でも だって殆ど自重なんですから
ヒトのgreed を変えることはワタシにはできませんが、技術者としてできる事はやりたいとおもっていますよ
「誤解を恐れずにいえば、電動車(電気自動車)にとって『軽量化』は不要なのです。正確には、ガソリン車と同じような軽量化は不要という意味です。」ガソリン等の液体燃料の重量エネルギー密度は約12,000Wh/kgで、一般的なリチウムイオン電池は現在は400Wh/kg弱といったところ。重さ当たりで蓄電出来る容量はオーダーが2つ違います。
トヨタのePaletteなど自動運転EVがおしなべて低床&胴長べこべこエクステリアなデザインなのは、こうした重量エネルギー密度の違いを踏まえているからで、一時期どのEVもスケートボード型のプラットフォームを採用してました。
そしてSUVに電池積むのが良いとも思えません。つまり従来のICEをパワートレインに置き換える発想は、EVコンバージョンをしてまで乗りたいと思うデザインの既存車種だけで良いと思います。
それも中々難しいですが、次世代のリチウム空気電池(正確には酸素)が理論値で約11,000Wh/kgの重量エネルギー密度を見込めます。実際にはその半分くらいですが、ガソリンも排熱でエネルギーをすべて使い切れていないので4,000Wh/kgとも言われてます。
ですので従来車をEVにコンバージョンさせることが出来る二次電池は、Li-Airの登場を待たなければなりません。現行のリチウムイオン電池でSUVを設計されている方々は重量配分など未知の領域と推察致します。その通り。
なぜコレで電動車がガソリン車よりエコだと言うのか。
欺瞞でしか無い。
『「誤解を恐れずにいえば、電動車(電気自動車)にとって『軽量化』は不要なのです。正確には、ガソリン車と同じような軽量化は不要という意味です。
ガソリンエンジンと異なり、電気自動車の動力であるモーターは、発進時から最大のトルクを発生できるという特徴があります。
出力も自在に調整できるので、重量が増えてもガソリン車のように加速が鈍くなることは現実的にはありません。
バッテリーの配置にもよりますが、重心を低くすることで背が高いクルマでも走りが安定するという側面もあります。
このように考えると、SUVのデメリットは打ち消され、むしろ『居住性が高い=バッテリーを多く搭載する』ことができるSUVは電動化と相性が良いといえます。
もちろん、こうした前提を踏まえたうえで、実際にはあらゆる部分の軽量化をおこないます。ただし、ガソリン車における軽量化とは考え方が少々異なるのです」』