[15日 ロイター] - バイデン次期米大統領は、エネルギー長官にジェニファー・グランホルム元ミシガン州知事(61)を起用する見通し。2人の関係者が明らかにした。

グランホルム氏はミシガン州最初の女性知事として、2003─2011年まで2期務めた。オバマ前政権による2009年のゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラー救済でバイデン前副大統領に協力した。

ミシガン州に電気自動車(EV)向け高性能バッテリーの工場を建設することを後押したほか、再生エネルギーの利用も推進した。

バイデン氏は、次期政権の政策の柱の1つに気候変動対策を据えている。エネルギー長官に就任した場合、グランホルム氏は高性能バッテリーの普及やエネルギー効率の改善、再生可能エネルギー利用などの政策で手腕を発揮することが期待される。