ゲノム編集食品が流通へ。筑波大などがGABAの含有量約5倍のトマト開発
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今回のゲノム編集技術を用いた品種は,従来問題視されていた遺伝子組み換え生物等に当たらず,安全性や生物多様性への影響等への懸念は非常に少ないものです。
遺伝子組み換え生物とは,自然界で入り得ない外来DNAを含んだ生物を指しています。一方,今回は特定の遺伝子に1塩基の挿入を加えるという手法が用いられており,このような変異は自然界で普通に生じるものとなるため,遺伝子組み換え生物には当たらないものと判断されます。
トマトゲノムプロジェクトは2003年から開始され,2012年には全ゲノムが解読されました。そして現在,ゲノム編集品種が一般に流通するということは,ゲノム解析やゲノム編集技術の進歩がどれだけ著しいことかよくわかりますね。