トランプ対中国戦略の大誤算

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注目のコメント

• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2020年12月14日

  この論考が指摘していることは重要。中国はRCEPの署名を終えて、アメリカがいないあいだにTPPへの参加意思を表明して、中国包囲網打破を目指している。中国がTPPに加入するときのハードルはとても高いけれど、中国は「中国に対して拒否権を使って、あなたの国の貿易は成り立つのですか」と呼びかけるつもりだろう。そうするとTPP参加国は中国に従うほかないと中国は計算している。トランプ大統領の対中政策がもたらした負の遺産。米国がTPPに参加することを早期に決断することで軌道を戻せる。バイデン次期大統領はどう判断するだろうか。