[ニューヨーク/ワシントン 9日 ロイター] - バイデン次期米大統領は米通商代表部(USTR)代表に、下院歳入委員会で民主党の貿易顧問を務めるキャサリン・タイ氏(45)を起用する方針。事情に詳しい関係者4人が明らかにした。

タイ氏は中国系米国人で、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」を巡り、労働条項強化に向けたトランプ政権との交渉で重要な役割を果たしたことで知られる。中国語を話し、2011年から2014年までUSTRの中国関連部門を率いたほか、広州の大学で2年間英語教員を務めた経験もある。

バイデン氏の政権移行チームはコメントを控えた。