「区長、営業OKって言ってください!」夜の街で起きていた“ホスト”と“区役所”の知られざる対話
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6月18日、新宿区と歌舞伎町事業者との対策連絡会のニュースはリアルタイムで接していましたが、そこに至る経緯の貴重な証言。
なぜ、都知事が3月ごろから「夜の街」と知っておりながら、無策で過ごしていたのか疑問でしたが(実際に対応したのは吉住新宿区長)、当時の空気感がよく分かりました。
結果としては6月1日の初動時点は「すでに手遅れ」で、小康期であるべき夏季の第2波を経て、現状に至っているんですが。。
(その付近の時系列のまとめは下記)
「エピセンター化した新宿から感染が広がる実態と原因」
https://newspicks.com/news/5085770
※念のため、国立感染症研究所では第2波「震源地」の特定は避けています。
https://www.niid.go.jp/niid/images/research_info/genome-2020_SARS-CoV-MolecularEpidemiology_2.pdf
私見を述べれば、この夏以降の自粛か経済かの論争。膨大な社会コストと引き換えにほぼ根絶に追い込んだ緊急事態宣言下から、わずかな期間でいとも容易く台無しになった第2波に至る経緯の徒労感・失望感・当局への不信感が色濃く影を落としていると思います。
吉住区長はこの件以外、事績を存じていないんですが、彼のような「普通の実務家タイプ」の方が小池氏のポジションに就いていたらと、いまさらながら残念に思います。
案外、ここが日本のコロナ対策の岐路だったかもしれません。新著「新宿 歌舞伎町」から抜粋して記事にして頂きました。
20年前の話ですが、そういう時代もありましたし、そういうイメージで歌舞伎町は未だに見られているだろうなーという話です。