[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米大統領の陣営と共和党全国委員会は、11月3日の大統領選以降、合わせて2億0750万ドルの資金を調達した。トランプ氏は、大統領選での民主党バイデン氏の勝利を覆すべく、献金を募っている。

3日発表の声明で明らかになった。トランプ氏の陣営によると、10月15─11月23日までの同陣営の調達額は4億9500万ドル。

連邦選挙委員会への提出文書によると、バイデン氏の陣営は同期間に1億1200万ドルを調達した。

トランプ氏は選挙での敗北を認めておらず、明確な証拠がないまま、バイデン氏の勝利は広範囲の不正行為によるものと主張している。

トランプ氏の選対本部長ステピエン氏は声明文の中で、資金調達により「トランプ大統領は、全米の多くの地域における腐敗した選挙手続きを浄化するための闘いを継続することが可能になる」などと語った。

トランプ氏の陣営は大統領選直後に、選挙を巡る法廷闘争の資金手当てに協力を求めるとして、支持者に電子メール攻勢を掛けた。しかし、ロイターが献金要請メールの法的文言を精査したところ、献金の大半は訴訟費用以外に流れる見通しだ。

*内容を追加しました。