[ブリュッセル 3日 ロイター] - ポーランドのゴウィン副首相は3日、欧州連合(EU)予算と法の支配の関連付けを巡って、EU首脳らが解釈宣言を採択するなら、ポーランドは予算に対する承認拒否を取り下げてもよいという考えを示した。

「良い妥協点を見いだすことが全加盟国の利益にかなうと確信しており、(法の支配に関する)拘束力のある解釈宣言を通じて、そのような妥協が可能になる」と指摘。解釈宣言は欧州理事会が採択し、EU資金の適切な利用を除いて、条件付き規則が個々の加盟国に不当な圧力をかけるために行使されない点が明記されるべきと述べた。

EU予算と新型コロナウイルス復興基金を巡っては、法の支配の尊重が利用条件に盛り込まれたことに反発し、ハンガリーとポーランドが承認を拒否している。EU首脳会議は来週10─11日に開かれる。