[北京 3日 ロイター] - 中国商務省は3日、オーストラリアから輸入するワインに対して科した暫定的な反ダンピング措置について、最長4カ月維持する方針を示した。特別な事情の下では、9カ月に延長する可能性があるとしている。

商務省報道官は、オンラインで開いた記者会見で、豪産ワインに対する最終的な反ダンピング措置は法律にのっとって設定する、と強調した。ただ、何が特別な事情に当たるのか、具体的な説明はなかった。

中国商務省は11月27日、オーストラリアから輸入するワインに対する暫定的な反ダンピング措置を28日に発動すると発表。両国の通商・外交関係の緊張をさらに高める措置で、豪政府は反発している。