[ロンドン 2日 ロイター] - 英医薬品当局は2日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、国際基準に準じて、欧州の法規制に基づき審査したと明らかにした。

英政府は2日、ファイザーとビオンテックの新型コロナワクチンの緊急使用を米国や欧州連合(EU)に先駆けて承認した。規制当局の英国医薬品庁(MHRA)が「ローリング・レビュー(逐次審査)」を実施し、治験データの入手と同時に審査を進めていた。

MHRAのレイン長官は「いかなる手続きも省いていない」と強調。6月に初のデータを受け取ってから厳密な審査を行ってきたとし、「安全がわれわれのモットーだ」と述べた。

さらに、審査手続きはあらゆる国際基準に準じていると説明。英国のEU離脱が承認スピードに影響したかとの質問に対しては、EU離脱の移行期間が終了する年末まで適用される欧州の法規制に基づき審査を行ったと述べた。