[2日 ロイター] - ムニューシン米財務長官とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長は2日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言し、広範な景気回復を根付かせるために、新型コロナウイルスワクチンの幅広い接種が可能となるまで中小企業が向こう数カ月を切り抜けることができるよう、追加支援策で合意するよう改めて訴えた。

パウエル氏は「冬を乗り越えるために、経済への追加財政支援は非常に有益かつ重要だ」と強調。「予想よりも早期にかなりのポジティブな進展があったものの、新型コロナ感染者は急増しており、経済活動を圧迫する可能性がある」との認識を示した。

ムニューシン長官も「とりわけ今後数週間に物事を成し遂げるよう議会に促す」と呼び掛けた。

この日の証言は、前日行われた上院銀行委員会公聴会での証言内容をほぼ踏襲した。

証言に先立ち、ムニューシン長官は、トランプ大統領が共和党のマコネル上院院内総務が前日提示した新型コロナ経済対策法案に署名する構えと明らかにした。