[ヒューストン 1日 ロイター] - 米石油大手コノコフィリップスは1日、テキサス州ヒューストンの従業員最大500人を削減すると発表した。本社に勤務する従業員の約2割に相当する。

事業活動の縮小が予想されることが理由。

エネルギー価格は新型コロナウイルスの流行で下落しており、石油・ガス業界では今年、人員削減が相次いでいる。

コノコフィリップスは1─9月に19億3000万ドルの赤字を計上。前年同期は64億7000万ドルの黒字だった。同社の株価は年初から約40%下落している。

人員削減の対象となる従業員は来年2月1日に通知を受ける。同社は来年2月1日前後に米シェールオイル生産のコンチョ・リソーシズの買収を完了する予定。買収額は97億ドル。

今年初め時点でコノコフィリップスの従業員は、世界全体で約1万0400人、コンチョは約1450人。