[1日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、S&P総合500種とナスダック総合が最高値で取引を終えた。新型コロナウイルスワクチンの実用化が近いとの見方が高まっているほか、中国の好調な製造業指標を受けて早期の景気回復への期待が広がった。

市場ではワクチン候補の承認の行方に注目が集まっている。ファイザーとモデルナは1日、それぞれが開発するコロナワクチンの条件付き緊急使用許可を欧州連合(EU)当局に申請した。

これを受けてファイザーの株価は約3%上昇。モデルナは前日に付けた最高値から8%近く下落した。

財新/マークイットが発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が10年ぶりの高水準となり、各国で株価が上昇したことも相場を支援した。

一方、米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業景気指数は前月から低下した。

USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ディレクター、ビル・ノージー氏は「医療面の解決策に目を向けると、経済活動はばねのように活発化する可能性があるが、それには時間がかかるかもしれない」と語った。

ムニューシン米財務長官とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、上院銀行委員会の公聴会で証言を行い、新型コロナで痛手を受けている中小企業に一段の支援を実施するよう議会に呼び掛けた。

こうした中、議会の超党派グループは9080億ドルの新型コロナ救済法案を公表。中小企業や失業者、航空業界などへの新たな緊急支援を巡る与野党間の行き詰まり打開を目指す。

個別銘柄ではズーム・ビデオ・コミュニケーションズが15%急落。粗利益率への圧迫が来年も続くとの見通しを示したことを嫌気した。

テスラは3%高。S&P500種への新規採用についてS&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが、基準日に一度に追加すると明らかにした。

マイクロン・テクノロジーは4.7%高。2021年度第1・四半期の売上高、利益、粗利益率の見通しを引き上げたことを好感した。

ビジネス対話アプリのスラック・テクノロジーズは引け後の取引で1%下落。顧客管理ソフト大手セールスフォース・ドットコムが約280億ドルで買収すると発表した。セールスフォースは3.5%安。

*情報を追加しました。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 29823.92 +185.28 +0.63 29797.50 30083.31 29797.50

前営業日終値 29638.64

ナスダック総合 12355.11 +156.37 +1.28 12313.36 12405.79 12263.93

前営業日終値 12198.74

S&P総合500種 3662.45 +40.82 +1.13 3645.87 3678.45 3645.87

前営業日終値 3621.63

ダウ輸送株20種 12493.74 +43.57 +0.35

ダウ公共株15種 868.25 +6.51 +0.76

フィラデルフィア半導体 2709.73 +46.24 +1.74

VIX指数 20.77 +0.20 +0.97

S&P一般消費財 1283.97 +12.55 +0.99

S&P素材 449.96 +4.55 +1.02

S&P工業 740.02 -1.23 -0.17

S&P主要消費財 692.41 +6.04 +0.88

S&P金融 469.71 +7.26 +1.57

S&P不動産 228.68 +2.86 +1.27

S&Pエネルギー 275.62 +1.20 +0.44

S&Pヘルスケア 1286.61 +10.30 +0.81

S&P通信サービス 219.53 +4.22 +1.96

S&P情報技術 2198.66 +30.56 +1.41

S&P公益事業 320.10 +2.37 +0.74

NYSE出来高 10.97億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 26910 + 110 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 26915 + 115 大阪比

(S&Pセクター別指数は関連コンテンツでご覧ください; リフィニティブデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)