【資本政策解説】リクルートの海外オファリングとその背景
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日本を代表する元祖スタートアップである、リクルート。起業家、組織、カルチャー、ビジネスどれをとってもリスペクトを集める企業だが、資本政策に関しては違う。普段切り取られない、資本政策というアングルでリクルートをみてみました。
時代が違えば資本政策の常識も違います。日本を代表するリクルートの資本政策は今のスタンダードからすると、極めて前時代的なものでした。ただ、当時のリクルートのエコシステムの強さはこの資本政策の結果、つまり社員とパートナー企業の集合体だったともいえます。
今回のオファリングは、長らく未上場大企業、今で言うユニコーンだったわけですが、その「資本政策の失敗」をアジャスト(=解消)していく過程の一部です。それが2014年に上場して、徐々に上場企業としての資本政策の流れをごく簡単にまとめています。シニフィアン村上さんによるリクルート資本政策の解説note。栞代わりのピック。
(村上さんは多分毎週2-3万字くらいの原稿を書いていらっしゃる模様。これは1ヶ月で本を出版できるレベルです笑)ガバナンス強化圧力による「オーバーハング(株式の潜在的市場供給)」の炙り出し、需給バランス下支えのための売出しと自社株買い組み合わせ、株主構成と海外事業の同調的国際化など、分かりやすく書かれています。