リブラ発行、21年1月にも「米ドル版」 FT報道
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承認当局であるスイスでは既にブロックチェーン法が制定されていて暗号通貨には通貨による取引形態のリスクに応じた規制がかけられる仕組みです。
米ドルが裏付け資産だと価値は米ドルに事実上ペグされ米ドルとの交換には域外であっても米当局の規制が共に可能性が高いですしまた決済銀行に要求されるバーゼル規制にも服する見込みです。
リブラの自由度と各種規制のバランスをどこまで維持できるかが鍵となると思います。送金手数料などは銀行経由(SWIFT)と違って省けるでしょう。
スイス当局はブロックチェーンによる金融ビジネスの誘致を目的にフィンテック免許を出したり暗号通貨での納税を認めるなど戦略的に金融産業を育てていると感じます。ドルペッグ型のトークンは、テザーやUSDCなどすでに複数発行されていますし、保全スキーム含め当局としても整理できていますから、懸念はないかと思います。
気になるのは、この発行したトークンを用いてFB経済圏を構築するのか、その場合、このトークンの二次流通市場が出来るのか?という点です。
そうなれば、ステーブルコインが、現状の暗号資産取引において便宜上法定通貨の代替手段として使われているという状況から脱して、金融資産取引ではなく、物品や役務等の決済に用いる為に使われる存在になる可能性があると思います。いよいよリブラ始動。ドルリンク先行で、以降ユーロリンク、バスケットと続く方向。
仮想通貨とはいえ、法貨連動型ステーブルコインであることからビットコインのような投機性のあるものではないこと、既存のステーブルコインと比べても膨大なユーザー基盤を有するスポンサーであるFBがバックアップすることで、既存のいずれの仮想通貨とは比較にならないポテンシャルを持っている。
一方で、多くの先進国政府・中央銀行はCBDC(法貨ベースデジタル通貨)には前向きなものの、非法貨には規制強化の姿勢を強めており、予断は持てない。