[パリ 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は27日、ECBは金融刺激の規模だけでなく、それをいかに経済に波及させるかという課題に直面していると指摘した。

ECBは新型コロナウイルス危機の経済的打撃への新たな対応策を準備しており、12月に決定するとみられている。

ビルロワドガロー氏は講演で「長引く不透明な状況に直面し、われわれは非常に好ましい資金調達環境をできるだけ長く維持することを最優先にしなければならない。このため、措置の再調整にあたって重視すべきは支援のレベルだけでなく、期間、柔軟性、有効なターゲット設定、つまり金融政策波及の質も大切だ」と述べた。