[東京 27日 ロイター] -

日経平均

終値      26644.71 +107.40

寄り付き    26530.28

安値/高値   26,419.05─26,672.40

TOPIX

終値       1786.52 +8.27

寄り付き     1780.62

安値/高値    1,775.83─1,792.97

東証出来高(万株) 152950

東証売買代金(億円) 34069.66

東京株式市場で日経平均は4日続伸。前日の米国株式市場が感謝祭の祝日で休場となるなど手掛かり材料に欠ける中、東京株式市場では良好な需給状況が支えとなり押し目買いが優勢となった。短期急騰により利益確定売りが出やすい局面ではあるものの、押し目買い意欲は依然として強く、日経平均はマイナス圏とプラス圏を行き来する展開が継続。後場では上げ幅を拡大する場面もみられた。東証1部の売買代金は3兆4069億6600万円となった。

TOPIXは6日続伸し0.47%高。東証33業種では、精密機器、不動産業、非鉄金属などの21業種が値上がり。半面、電気・ガス業、銀行業、輸送用機器などの12業種は値下がりした。

個別では、東京ドームが16.72%高。ストップ高比例配分となり、引け後に約360万株の買い注文を残した。26日、三井不動産が1000億円超を投じ、東京ドームに株式公開買い付け(TOB)を実施する方針を固めたと伝えられたことが材料視された。両社は27日「本日開催の取締役会に付議する予定」とのコメントを発表した。三井不動産の株価は1.88高%となった。

大和証券のチーフテクニカルアナリスト、木野内栄治氏は、しばらくは好需給の状態が続きそうとの見方を示す。「先物・オプションの12月限SQ(特別清算指数)算出に向け、積み上がった裁定売り残の反対売買もポジティブな需給材料になる」という。ただ、「米国市場ではテスラ株式の12月21日のSP500採用に絡んで、需給面が一時的に不安定になることも見逃せない。これを踏まえると、日本株は12月SQまでは堅調な地合いを保つが、その後の米国株式次第では、波乱が起きる可能性があることも注意しておきたい」と指摘する。

東証1部の騰落数は、値上がり1500銘柄に対し、値下がりが608銘柄、変わらずが68銘柄だった。